カナダから学ぶ、合法大麻市場が繁栄しない理由

カナダが成人向けのマリファナの使用を合法化してから5年以上が経過しましたが、依然として不正販売の市場は、国内の大麻販売の1/4から1/2以上を占めていると推定されています。Deloitte Canadaの報告書によれば、合法市場と不正市場の間には、製品提供、価格、運営戦術などの点で差が生まれています。ではなぜ、カナダの大麻市場は完全に繁栄していないのか?

ライセンス店624軒と違法店57軒から収集されたデータを分析したところ、不正な販売サイトは合法の競合店よりもほぼ2倍の種類の製品を提供していました。各規制に従っている店の平均在庫品番は1店舗あたり538品目でしたが、違法業者の平均SKU数は918品目でした。

不正販売は合法店と違い、規制と向き合う必要がないため、結果的には法律が不正販売にとって有利に働いてしまいます。価格に柔軟性があり、生産が簡単で安価、さらに農薬を使用できるというアドバンテージが全て不正販売の動機となる要素となってしまっています。

大麻市場が繁栄していない理由について、専門家たちの解説は?

1. 正しく取り組んでいる業者はしっかりと成功を収めている

「成功している業者は市場の過大評価を避け、現実的な展望を持っています。そして政府、規制当局、さらには競合他社ともオープンな関係性を築いています。」
(カンナビス企業、コミュニケーションズ担当)

2. 合法カンナビス市場にはまだ倍のポテンシャルが残されている

「消費税がライセンス生産者から過剰な額を取り上げてしまっています。消費税は総売上の約10%を占めるべきところ、約30%になっており、ライセンス生産者にはほとんど余裕がなくなっています。規制に従ったり、違法市場の価格競争に対抗したり、再投資したりする余裕がありません。

ライセンス生産者は効率を高め、多くの生産者は創意工夫でかろうじて生き延びており、違法市場が繁栄する余地を残っています。」
(カンナビス企業、最高ビジネス責任者)

3. 違法大麻市場をターゲットするべき

「合法化の時は、政府や法執行機関が不正な大麻源を優先して撲滅するという期待がありました。これらの不正な店舗やオンライン店を含む違法な販路を閉鎖するために、政府と法執行機関が協力して戦略を見直し、強化することが必要不可欠です。違法な店舗が公然と営業を続ける時間が長くなるほど、公衆の混乱を助長し、店舗の合法性や受容性が曖昧になってしまいます。」
(カンナビス事業コンサルティング会社、共同創立者兼CEO)

4. もっと消費者とコミュニケーションを取るべき

「業界の構造的な問題点は別として、現在合法市場がカナダの総大麻市場の約半分しか占めていないのは、消費者が混乱しているからです。この消費者の混乱は、店頭での購入オプションの多様性、ブランド体験の一貫性(価格と品質の関係性や、購入ごとの品質の変化など)、および購入が合法市場内であるかどうかを見極める難しさに起因しています。

原因はやはり、ライセンス生産者に課せられる免責税と、規制上の負担によって引き起こされる価格設定にあります。」
(カンナビスグロワー、CEO)

5. 政策立案者が緊急性を失っている

「多くの人々が急がれた大麻法を非難していたところ、政府は違法な大麻使用が記録的なレベルに達していると主張し、法律の確立に時間の余裕がないと述べました。
当時は後に微調整が必要であるこという認識の下で大胆な政策を打ちました。しかし、今や大麻法が作られたときの緊張感が失われてしまっています。

業界が財政的および規制的な改革を求めている一方で、反対派はカナダのアプローチの斬新さを考慮して、存在のしない証拠を求めて立場を固めています。

しかし、大麻法の成立を進めた時と同様に、改善も進めていくべきです。

無謀になるのではなく、引き続き注意深く進行していくべきですが、データが欠如しているだけで違法市場をさらに繫栄させるのは本末転倒になります。」
(法律事務所、パートナー)

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