Cannabinoid Raw Materials

【第2弾】ついに全弾リリース!H2O-CBDアイソレートの開発者が早稲田大学准教授と対談

当記事の動画はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=C_41j-_vX78

 

はい、再び参りました!早稲田大学准教授 野崎千尋先生とCBDアイソレートの開発者Zach氏による対談の動画リリースに伴うブログ投稿、第2弾です!

今日は2本目の動画、CBDアイソレートの色の意味についてのお話です!

品質・安心安全にこだわって作られているH2Oアイソレートですが、並べてみると一般的なCBDと比べて黄色みが入っていることに気づいたことはありますでしょうか?

同じ99%以上のCBDなのに色が違うというのは不思議ですね。

それに気づいた野崎先生に対して、Zach氏が出した答えが:ろ液の残留です。

というのも、CBDが重なり結晶化していく中で、完璧な堆積する訳ではないです。

原料は結晶化の工程を終えた後に精製もされるのですが、それでも結晶の中に残った物が存在します。そして何が結晶の中に残ってしまうかというと、ろ液です。

ろ液とは、通常のCBD製造工程でいうと主にペンタンとそれに溶かされたバイオマスになりますが、H2O-CBDではペンタンの代わりに水になります。前回の第1弾では水抽出のメリットについて、食品での使用できることと扱いやすい淡泊な味な原料であることを挙げましたが、ここでも水とペンタンの差が出てきましたね。このろ液はH2O-CBDの場合、水とバイオマスになります。一般的な工程を終えた頃にはバイオマスは跡形もないのですが、オーガニックではそう簡単に行きません。

安全面と原料の質に関わるTHCや他のカンナビノイドこそは洗い流されていても、色素を含む糖のような、植物由来のバイオポリマーが検出下限値以下の程度で残ってしまうとZach氏は言います。そしてまるでティーバッグをコップに入れたかのように、結晶の中に溜められた糖に含まれる「茶色」がH2O-CBDの色に繋がっているということです。

一般的なアイソレートはペンタンを使用することによって色素も溶かされるのですが、オーガニックではそうもいきません。
水だけではどうしても触れられない物質があり、今回の色素もその中に入るということです。洗剤がなければ絶対落とせない、服にこぼした果汁の色のようなものですね。

この色は蒸留だけで容易に取り除けるらしく、Zach氏は「精製アイソレート」と命名していているのですが、安全面に関してはCoAで一目瞭然、味などの主観的な部分に関しては苦みも少なく、申し分ないようです。お客様から聞かれる重要な評価基準をクリアできていることを踏まえた上で、製造工程を増やしてまでわざわざ白色にするメリットはないとZach氏は考えます。

この糖の正体についてはあくまで推測で、Zach氏はコロラド州立大学の協力を得てH2O-CBDに色がつく原因の究明に励んでいます。(2022年3月時点)

では、水の結晶化では色素が残り、ペンタンの結晶化では色素が溶かされるのであれば、色がついた通常のアイソレートはどうなのか?Zach氏いわく、ズバリ母液が残っている証です。通常のアイソレートに色があった場合、その色は母液から来ているということです。そして一般的な製造工程では、THCは不純物の中でも最後のほうに取り除かれることになっています。つまり、色が付いている通常のアイソレートはTHCが含まれている可能性が高いと言えますね。

もちろん、検品の際は見た目だけではなく、CoAの内容とCoAの信憑性で判断するべきであることには変わりないです。

 

ここからは潘の感想:

CBDの色と言えば、この前CBDクッキーの試作品を頂きました。半数はMIGOTOのH2O-CBDを使用、もう半数はH2O-CBDのを白くした「精製アイソレート」を使用。味付けはあえて米粉と米油などのクッキーの土台となる材料以外は加えずに作られたものでした。 

ブラインドで食べてみたところ… 片方は香ばしく、米油の味がする。 

次のクッキーを口にしてみると… なんだかあっさりとしている。 

一つ目のクッキーに戻ると再び甘味が口の中で広がる。おいしい。 

聞いてみると、1つ目のクッキーが色のついているH2O-CBDを使用したものでした。 「MIGOTOの社員として、MIGOTOの原料のことをよく言っているだけでしょ!?」と思ったみなさん、ご安心ください。潘は自社の原料を当てられないことを恐れて冷や汗かきながら食べていました。本音です。 

他のメンバーの意見もまとめると、最終製品ではないものの、明らかに非「精製アイソレート」を使ったクッキーのほうが「甘さ」がありました。 

初めてアイソレートを目にしたときは確かに「意外と黄色い」と思いましたが、成分分析を通して99%以上CBDであることを聞いて、その後色のことは特に気にかけていませんでした。今回の対談を通して、改めて麻という植物に関して、原料製造にありうる違いについて知識を得られた気がしました。色には意外な秘密が秘めていたのですね(*'ω'*)