2018年にカンナビスの合法化が行われたカナダですが、近年ではマリファナが入手しやすいと答えた高校生(ハイスクール1年生~4年生)が大幅に減りました。
この研究では2018–19年、2019–20年、2020–21年の三つの期間に行われた調査結果を取り、「マリファナが欲しかった場合は簡単に入手できると思うか」と「直近12ヶ月間でマリファナ/カンナビスを使用したか」の二つの質問に対する答えの分析がされました。
2018年の合法化以降、「入手しやすいと思う」と答えた学生は51.0%から37.4%まで、「12ヶ月以内に使用した」と答えた学生は12.7%から7.5%まで減少。学生たちの入手のしやすさに対する印象が2018年より5割減(-26.7%)、使用が2018年より4割減(-5.2%)という結果になります。
その間には新型コロナウィルスのパンデミックが発生したと同時に、国中にカンナビスの小売が繁盛した背景があり、パンデミック発生当初は入手がより困難になったものの、その後間もなくリバウンドしたと言われています。
アメリカでも同様に、各州でカンナビスビジネスが広まる中でも学生による「入手のしやすさ」は上昇することがないという調査結果が出ています。今回は合法化・規制の影響は年齢層によって異なることが示唆される興味深い研究結果となりました。
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