カンナビスが、犬で多く見られる皮膚疾患(病名:円板状エリテマトーデス、DLE)の代替治療法になりうるという研究結果が出ました。
Frontiers in Veterinary Science誌で発表されたブラジルのサンタカタリーナ連邦大学の研究によると、DLE患畜にTHC 2:1 CBDのフルスペクトラムCBDオイルを経口摂取させたところ、数週間以内に皮膚の状態改善が観察されました。摂取量は1日1ドロップ(0.08 mg/kg/day)から始まり、適量にたどり着くまで徐々に増やされていきました。
従来の治療法で使われるコルチステロイド(製剤名:プレドニゾロン)は犬の肝臓に負担がかかるため、短期的な治療に限定されてきました。現状副作用が見られないカンナビス治療であれば愛犬のウェルビーイングが考慮された、長期的に利用できる治療法となりそうです。
研究の中ではコルチステロイドからカンナビスへ切り替えた初日から愛犬が元気になったという、飼い主からの興味深い報告もありました。
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