DEAの新たな提案:大麻規制変更の兆し

過剰な規制が変わる

大麻は半世紀前から、ヘロインと同じく厳格に禁止され、医学的価値がなく、乱用の可能性が高いとされてきた。

日本のゴールデンウィーク中、アメリカ麻薬取締局(DEA)は、アメリカ保健福祉省(HHS)の大麻に関する規制緩和勧告に賛成し、管理物質法(CSA)における大麻の位置をSchedule1からSchedule3に変更する提案をした。

今まではDEA内で規制の見直しに関しては「意見の不一致」があった可能性があり、HHSからのスケジューリング勧告を受けてから、動き出すまで通常最長6ヶ月かかるとされているが、現時点でHHSの勧告を受けてから約8ヶ月経過している。

規制変更の意義

DEAの決定は、HHSが行った大麻に関する科学的レビューの結果を、おおむね受け入れたことを意味し、もし提案が実現すれば、これまで連邦税控除が認められていなかった大麻関連企業も公式にその恩恵を受けられるようになる。
ただし、スケジュール3に変更されても、合法化されるわけではない。今後も引き続き、各州の大麻事業者は連邦法に違反することとなり、一部の大麻関連活動には今まで通り刑事罰が適用される。

ここからの流れ

先週、司法省広報担当ディレクターのソチル・イノホサ氏は、「司法長官が大麻をスケジュール1からスケジュール3に再分類する提案を回覧した。連邦登録によって公表されると、制御物質法で議会が定めた通りの正式な規則制定プロセスが開始されます」と述べた。
再分類の次なるステップは、ホワイトハウスの管理予算局(OMB)が規則を審査すること。承認されれば、最終決定の前に意見公募が行われる。

カンナビスの安全性の根拠

HHSの規制緩和の勧告の根拠となった調査では、大麻が「米国で治療目的に使用される」と判断され、「スケジュール1および2の他の薬物よりも乱用の可能性が低い」と述べられている。
連邦保健当局によると、43の米国管轄区で3万人以上の医療従事者が、少なくとも15の医学的状態に対して600万人以上の登録患者に医療大麻の使用を推奨している。

他の薬物と比較して、大麻が公衆衛生に対するリスクが低いとの結論に至り、緊急部門への訪問や入院・誤った摂取・過剰摂取に関するさまざまな流行病学データベースの評価に基づいている。

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